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敗者の日本史14 島原の乱とキリシタン

原城跡の発掘成果と史料を駆使し、“敗者”の視点から一揆を見つめ直す。──潜伏キリシタンと百姓の蜂起!
型番 4464206460
販売価格 2,860円(税込)
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  • 五野井隆史

  • 275ページ /B6判 上製(ハードカバー)

  • 吉川弘文館 発行

  • ISBN978-4-642-06460-6 /Cコード:C1321


江戸幕府に一大衝撃を与えた百姓の蜂起、
キリシタン一揆と喧伝された島原の乱。
彼らはなぜ蜂起し敗れたか。
島原・天草の宣教の実態や原城跡発掘成果から一揆の背景と経過をたどり、
“敗者”キリシタンの実像に迫る。

◎“Laudate”書籍の紹介: 『島原の乱とキリシタン』

初版発行:2014年9月1日

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もくじ


キリシタンと一揆 プロローグ

I 原城跡発掘から見えるもの
 1 原古城について
 2 原城跡発掘

II 島原におけるキリシタン
 1 島原地方におけるキリスト教の始まり
  (1)島原と口之津の開教
  (2)上長トルレスの口之津居住
  (3)有馬義貞の改宗とキリシタン教界
 2 有馬鎮純(晴信)治世下のキリシタンの動向
  (1)巡察師ヴァリニャーノと鎮純の受洗
  (2)伴天連追放令と有馬氏
  (3)キリシタン信仰の深まり
 3 一六一二年禁教令以後の島原地方のキリシタン
 4 松倉氏支配下のキリシタン

III 天草におけるキリシタン
 1 天草における初期宣教
  (1)志岐氏とキリスト教
  (2)天草氏とキリスト教
  (3)大矢野氏の改宗
 2 小西行長の宇土入部と天草島のキリシタン
 3 江戸時代における天草のキリシタン

IV 島原の乱と百姓とキリシタン
 1 島原の乱勃発の背景
 2 一揆の推移
 3 幕府の対応
  (1)豊後目付衆の対応
  (2)上使の派遣
 4 一揆勢の原古城籠城
 5 一揆鎮圧とその後の処理
 
島原の乱と潜伏キリシタン エピローグ

あとがき
参考文献
略年表


著者紹介


五野井隆史(ごのい たかし)
1941年 北海道に生まれる
1971年 上智大学大学院文学研究博士課程単位修了
現在 聖トマス(旧英知)大学大学院教授・東京大学名誉教授 文学博士

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