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伊メダイご聖体 白G411(3個セット)

ご聖体のメダイ
寸法:直径1.3cm
型番 333691
販売価格 459円(税込)
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セット


  • 寸法:直径1.3cm

  • 3個セット

  • イタリア製


ご聖体のメダイです。




 「司教さま、獄中でも、ごミサをささげることができましたか。」
 これは、多くの人に、何度も尋ねられた質問です。皆さんの気持ちもよく分かります。ミサは、もっともすばらしい祈りであり、主イエスのご生涯における頂点の出来事でもあるからです。わたしが、その質問に「はい」と答えると、決まって、次の質問がつづきます。「パンとぶどう酒は、いったいどこで手に入れたのですか。」

 逮捕され、連行されたときは、何も持っていくことができませんでした。翌日、手紙を書くことが許されたので、身の回りのもの、衣類、歯磨き粉など必要なものを書きました。でも、まず、一行目には、次のように書きました。「腸のために薬酒を少し送ってください」と。手紙を受け取った信徒たちは、その意味を正しく理解してくれました。翌日、政府の役人は、わたしに、外側に「腸の薬」と張り紙された小さな瓶と、細かく割ったパンを入れた、湿気の入らない瓶を持ってきてくれました。役人は、わたしに尋ねました。
「腸の病気があるのですか。」
「はい。」
「これは、外からあなたに届けられた薬です。」
 この日ほど、わたしがうれしいと思った日はありませんでした。そして、その日からわたしは毎日、手のひらにとった三滴のぶどう酒と、一滴の水でミサをささげました。

 ミサのささげ方は、わたしが置かれる場所によって変わりました。北ベトナムに移送される船底では、夜中、わたしが囚人仲間のあいだに座り、荷袋を祭壇にし、わたしの霊名である聖フランシスコのミサをささげました。囚人仲間たちも「聖体」を拝領しました。

 ヴィン・クァン強制収容所では、朝、皆が体操時間の後、シャワーを浴びているあいだに、わたしはドアの隅でミサをささげました。強制収容所の時間割に慣れてくると、わたしは夜にミサをささげることにしました。わたしたちは、五十人ずつで一つのグループに分けられ、板張りの床でいっしょに寝ていました。一人ひとりに与えられる幅五十センチのスペースで、お互いに頭と頭をつき合わせ、足を外向きにして寝ました。話し合って、五人のカトリック信徒が、わたしの周りを囲むように、場所をとりました。夜九時三十分、就寝の合図が鳴ると、消灯し、それぞれ自分の蚊帳で横にならなければなりません。わたしは座って、腰を低く曲げたまま、暗記したミサ典礼文を唱えました。ご聖体を拝領させるために、蚊帳の裾をめくって、隣の人に渡しました。わたしたちは、タバコの箱を包むビニール袋を拾って、ご聖体入れにしました。こうして、主イエスは、いつも、わたしたちのあいだにおられたのです。わたしたちは、一つの力を信じています。「ご聖体!」わたしたちを生かす主イエスの御体と御血です。「わたしが来たのは、羊が命を受けるため、しかも豊かに受けるためである。」(ヨハネ10・10)マンナが、イスラエルの民を養い、約束の地に導いたように、ご聖体は、わたしを養い、希望の道をともに歩むのです。(ヨハネ6・53参照)

 毎週金曜日には学習の時間があり、二百五十名の囚人全員が参加しなければなりませんでした。休憩時間になると、カトリック信徒の囚人たちはこのときとばかりに、互いに、あるいは他の四つのグループの仲間の誰かに、ご聖体の入っているビニール袋を手渡すのです。彼らは毎日交代で、それぞれ自分のポケットにご聖体を預かりました。

 誰もが、主イエスの御体が、この牢獄の中で自分たちといっしょに囚われていることを知っていました。イエスご自身が、彼らの精神的苦悩と肉体的苦痛を癒やし、慰めてくださっていました。イエスご自身が、彼らに耐える力を与えてくださっていたのです。彼らは、夜中に聖時間を設け、交代で礼拝を行いました。ご聖体のひそかな存在が、不思議な仕方で彼らを変えていきました。多くの信徒たちは、生活をよりよく改めました。仏教徒やカトリックでない人も福音を求め、獄中で、あるいは出所したのちに洗礼を受けました。主イエスの愛に逆らえるものはありません。牢獄の闇が光に変わりました。嵐が吹き荒れる中で、地中の種が芽生えはじめました。これらの尊い恵みはすべて、人の力によるのではなく、主イエスのご聖体の力によるのです。

 独房に幽閉されていた九年間は、午後三時に、独りでミサをささげました。主イエスが十字架上で息を引き取られた時刻です。わたし独りだけだったので、ラテン語、ベトナム語、フランス語などの聖歌を歌うことができました。わたしはいつも、ご聖体を身につけていました。「父は子のうちに、子は父のうちにおられるように。」

 これらは、わたしの人生の中でもっとも美しいミサでした。朝五時から夜十一時半まで、牢屋の前のスピーカーがどんなにうるさく鳴っていても、わたしは『ラウダ・シオン "Lauda Sion"』、『パンジェ・リングァ "Pange Lingua"』、『アドロ・テ "Adoro Te"』、『テ・デウム "Te Deum"』やベトナム語の祈りを歌いました。主イエス、聖母マリア、聖ヨセフがわたしとともにいてくださったので、わたしの魂は特別な喜びと平安を感じました。わたしは全教会と声を合わせ『サルヴェ・レジナ "Salve Regina"』、『サルヴェ・マーテル "Salve Mater"』、『レジナ・チェリ "Regina Cieli"』などを歌いました。教会が中傷されていても、迫害されていても、わたしは「あなたは岩……教皇ヨハネ・パウロ二世のために祈りましょう……」と歌いました。

 主イエスは、人里離れた所でご自分に従ってくる群衆を養いました。ご聖体の秘跡をとおして、主イエスは永遠のいのちを与える食べ物でありつづけます。
──『5つのパンと2ひきの魚 ──獄中からの祈り』(女子パウロ会 発行)




──女子パウロ会公式サイトLaudateより──
【シンボル】
ミサの中で聖別され御聖体となる丸いパン(麦はその原料)→「ホスチア」
ミサの中で御血(御聖体)となるぶどう酒を奉納・聖別・拝領するための杯→「カリス(calix)」

【JHS/IHSとは】
ラテン語で「救い主イエス」を表す、Jesus Hominum Salvator/Iesus Hominum Salvatorの頭文字。

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